佐用まなび舎農園

立地

兵庫県の西播磨地区。ひまわり畑が広がり、清流と星空に恵まれた佐用町

兵庫県西部の西播磨地域。佐用町は、全国名水百選に選ばれた清流千種川が流れ、国内最大級の公開望遠鏡(兵庫県立大学西はりま天文台)から観察できる澄み渡った美しい星空や、早朝の朝霧等の豊かな自然に恵まれてた町です。夏には120万本の大輪が咲き誇る「ひまわり畑」も有名です。

次世代農業モデルプラント佐用まなび舎農園は、その豊かな自然に囲まれた山間の中学校跡地に建設されました。

完成まで

廃校跡地活用の官民連携プロジェクト

平成27年、佐用町ではその年3月に廃校となった旧三土中学校の跡地を活用し、ハイテク技術を活用した次世代農業モデルプラントの整備を、官民連携で実施するプロジェクトが始まりました。

そして平成28年7月、このモデルプラントを運営する事業体として、佐用町とIDEC株式会社が共同で設立した「佐用・IDEC有限責任事業組合」が新たなスタートを切りました(既に設立していた「佐用・IDECメガソーラー有限責任事業組合」の組合契約及び名称の変更を実施)。

平成28年度中には、校舎の取り壊しと造成を行いプラントの建設を開始、平成29年1月に完成に至りました。

コンセプト

1.「おいしい」の秘密は「次世代土耕栽培モデル」

水耕栽培の農業プラントが多い中で、「土」にこだわった「土耕栽培」を採用しています。有機物が土の中の微生物により発酵分解され、根から吸収されることで植物が成長するという自然が本来持っている物質循環メカニズムが「おいしい」をつくります。その自然が持っている物質循環メカニズムに新しい技術であるウルトラファインバブル水を活用することで根と根圏微生物の活性化を促し、物質循環メカニズムを促進させることでより「おいしい」作物を効率的に作ることができるのです。

2.自動コントロールによる「スマート農業」

昔から農業は自然や天気との闘いですが、それを最先端の技術によりハウス内の環境をセンシング・コントロールし、栽培環境を最適にいたします。特に「おいしい」作物を作るための栽培環境アルゴリズムのプログラム化を実現。収量の獲得はもちろん、「おいしい」作物を作り出すことができます。地上部の光合成管理(温度、湿度、CO2等)に加えて、地下部の根圏管理(ウルトラファインバブル水による灌水制御技術)を行う農業技術が特徴です。

3.官民連携・地域連携による多様な価値を追求

この事業は、佐用町とIDEC株式会社の連携により実現したプロジェクトであり、学校跡地の有効活用という観点からのみではなく、付加価値を高めて儲かる農業を実践し、地元雇用の創出や新規就農者の増大、佐用高校や新規就農希望者等の研修の場としての活用、ひいては町内の関連産業の振興や定住人口の増加につなげていくなど、地域連携により多様な価値を同時に追求していきます。

佐用まなび舎農園のコンセプト

施設概要

佐用まなび舎農園 【所 在 地】〒679-5224
       兵庫県佐用郡佐用町中三河485番地
      (旧三土中学校跡)
【敷地面積】15,578㎡
【施設面積】6,831㎡
【主な施設】
 ●連棟型ハウス3棟(軒高3.1m)
  栽培エリア北棟(栽培・研修実験棟)2,095㎡
  栽培エリア南棟          4,277㎡
  集出荷場             360㎡
 ●トマトジュース加工場       99㎡

主な導入設備

統合環境制御システムにより、栽培環境を自動でコントロール

佐用まなび舎農園の主な導入設備 ハウス内の温度、湿度、光、灌水を自動で制御し、植物の成長に最適な環境を保ち続けます。またウルトラファインバブル発生装置と隔離土耕高設ベンチにより、根圏環境を最適化し、収量の拡大を促進します。モニタリングシステムによる遠隔監視や遠隔操作が可能で、ハウス内の状態をいつでもどこでも把握でき、コントロールすることができます。

農園のなまえ

「佐用まなび舎農園」にこめた、2つの想い

1つめは、ここが中学校であったという歴史を残すこと。
校舎は残念ながら取り壊されましたが、部室棟と木工室はそのまま残し、部室棟は作業室として木工室は研修などに活用され、かつてここが中学校であった面影を残しています。
2つめは、農業の学びの場となりたいという願いです。
北棟は栽培・研修実験棟として位置づけ、新しい試みの実践や、企業からの見学の受け入れ、佐用町内の小学生、中学生、高校生の研修活動が行われています。